バレットフィンク
タケシとシュンスケは完全に、レスポールの釘づけと化している。


「これ、ブラックビューティーだ!凄いな!」


「タケシ君、レスポールに憧れてるんだよね?この際だし、弾かせて貰ったら!?」


すると、カオルはそんな二人の会話に虚栄心が擽られたのか、屈託の無い笑顔を浮かべながら


「タケシに相応しいギターだから、今回は破格の値段で譲ってやっても良いぞ!」


その言葉にタケシの胸中で渡航している


「タケシ号」


が、激しい程の嵐による凪に襲われてしまう。


「転覆などさせてなるものか!」


とタケシ船長が、生命の危険を一切顧みずに、自ら舵を取っていた…。



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