バレットフィンク
「俺が疑心暗鬼に捕われているだけかも知れないな…」


と心の底から


「そうであって欲しい!」


と今後について、祈りを送る様な気持を感じてならない程、危機感に苛まれているタケシであった…。



彼等の合同練習はすぐに行う事が決定し、三人はカオルのスタジオに集合していた。


タケシは以前に二人からカオルの家について、色々と話は聞いてはいたものの、余りの絢爛豪華さに二人同様に、虚しい溜息を漏らすしかなかった。


普段借りているスタジオの一番高価な部屋と良い勝負が出来そうにも思える程の広さと、様々な機材達に、圧倒され捲くりのタケシであった。


カオルはドラム以外の楽器にも興味があるらしく、内部の片隅にはギブソンのレスポールが置いてあった…。



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