バレットフィンク
すると、いつもの温厚なセバが、珍しく怪訝な表情を露呈しながらレジでバーコードを通して袋へと入れて行く。


タケシはセバから受け取ったお釣りをカオルのポケットに押し込んで外まで連れて行くと、タクシーが待たせてあるのでカオルを強引に車内へ乗せる。


タケシはタクシーの運転手に指示を出すと、急いで店内へ戻った。


「あれがタケシ君の言ってたカオル君かぁ。何だか凄く異様な威圧感が漂い捲くってるね!」


「色んな所にピアスをするだけじゃ飽き足らずに、今時チェーンまで通してるなんて何だかなぁ…」


「人格が完全に壊れ捲くっているから上手くコントロールするのに骨が折れて仕方が無いんだ、全く!」


「たまに死ねば良いと思う時がある。それは言い過ぎかな」



< 176 / 220 >

この作品をシェア

pagetop