バレットフィンク
最近では二人の喧嘩に慣れてしまった為、以前の様に動揺し捲くるどころか、今ではゲラゲラと笑ってしまう余裕さえある程なのである。


一日平均で、二回は確実に喧嘩する始末なので、今では練習の一部だと二人は感じていた。


「ハイ、ハイ、終わり、終わり!この続きはまた今度の練習までお預けと言う事で!それでは解散!」


キョウジの強引な終了宣言と言うタオルによって、喧嘩は一斉に幕を閉じる事となる。


キョウジとシュンスケは、諦観の笑みを互いに湛えながらスタジオを後にした。一方、タケシは二人の後を追う様にザック号へと向かう。


最近、あの二人は自分の事を何だか避けている様に感じてしまう時が度々あった…。



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