バレットフィンク
そうかと言って、諦める訳には行かないのが現実。今更そんな事をしてしまうのは絶対に許されない。


今は上手く気を取り直して、ひたすらに耐え忍びながら前を向いて突き進むしか無い。


タケシはザック号と共に、夜の帳へ向かって消えて行った…。


家に着くと、重い疲労感に苛まれた揚句、現実から逃避する様な格好で、ベッドの中へ潜り込む。


タケシはいつの間にか夢の中にいる…。



「なあ、タケシ?お前、今でも本当に音楽が好きか?」



学が真剣な表情を浮かべながら、淡々とした口調で質問を投げかけて来る。



「当然だろ?俺はお前と同じく、毎日音楽と共に生活してるんだ」



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