バレットフィンク
その様な多忙で、且つ、ストイックな毎日が続くと、必然的と言って良い程の確率で些細な事柄が起因する事によって、犬も喰わない様な稚拙な争いが何度も発生するものである。


タケシと最初に衝突を起こしたのはキョウジであった。問題の発端は、ヴォーカルに専念したいと言う理由と、女関係である。


キョウジはヴォーカルに相応しいルックスを兼ね備えていた。それだけでは無しに、ベースも弾けるとあれば当然の如くモテる。


シュンスケもヨシヒコに関しても、ルックスは悪くない方なので、彼等に関しても同様で、唯一モテないのは悲しくも、そして悔しい事に、タケシだけであった…。



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