独眼狼ーワンアイウルフー



タスクの問いに1人の操縦士が応えた。


『…多分なんだが、俺見たぞ』
『おっマジ?ならさ、特徴とかなかったか?…ほら足が速そう…とか、力がありそう…とかよ』


ベアの操縦士が唸る。


『あんなの見んの、初めてだ…』
『あんなの?』
『あぁ、あんな陸用機だか空用機だか分かんねぇ機械獣見んの初めてだ』
『…?なんだそりゃ?』


タスクが詳しく聞こうとした時、遠くから足音が聞こえた。


足音の間隔からすると、ベアではない。

……しかも、1体だけではないらしい。


『おっちゃん、その話…後で教えてな』


タスクの声の質が変わった事により、異変を察知したベアの操縦士達は臨戦体勢に入った。

心の中でタスクは舌打ちを漏らした。


(…くそっ、特徴が分かりゃあレクス達に伝えられんのになぁ…)


タスクは早いとこ戦闘を終わらせようと、気合いを入れ直すのだった。


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