独眼狼ーワンアイウルフー
それぞれ好きなようにイスに座ったり、机に腰かけたりしていた。
「で、話ってなんだよ?レクス」
一番に口を開いたのは、机に腰かけているケビィンだった。
なぜ集められたか理由を知らない5人は、ケビィンの言葉に頷く。
1週間前に、既に話を聞いていたコハクは後ろに居るレクスの方を振り返る。
レクスは壁に預けていた体を起こし、みんなの中心になるように立った。
「……みんなに、聞いて欲しい事があるんだ…」
レクスは、この前の出来事を話した。
…自分の妹が記憶を失い、シンディウスで特殊型に乗っている事を―…。
その話をレクスが話している間、ケビィンと霧兎は大体の事を聞いていたので、あまり反応を示さなかった。
ジアンスは驚く訳でもなく、ただ話を黙って聞き。
ルイとイルムは悲しそうに顔をうつ向かせ、タスクは驚いた顔を見せたが…何も言わなかった。