独眼狼ーワンアイウルフー
『……どうして、分かったんですか?』
声を震わせ、ルイ・ガーネット……クロンカント家長女、本名…ルイ・クロンカントは呟いた。
タスクは小さくため息を吐いて、応えた。
『あのなー。いくら名字を母親の旧姓にしたって気づくっての!!お前、クロンカント社長の奥さんに顔そっくりだし…それに、その口調とか態度とか…。この軍で気づいてない奴居ねぇぞ、絶対っ』
タスクの言葉にまた驚き、ルイが声を張った。
『み、皆さん気づいていたんですか!!?』
『当たり前だろー。気づかない方がおかしいっつーの!!』
『………。』
少し呆れたようにタスクが笑って言うと、ルイが黙り込んでしまった。
『……って、ルイ?おーい…悪い、オレ言い過ぎたな』
焦りつつもタスクが声をかけると、ルイがぽつりと呟いた。
『……どうして?』
『ルイ…?』
タスクが名前を呼ぶと、ルイの口から言葉が溢れだした。
『私が皆さんに嘘ついているのに、皆さん何も言わないんですか…?』
『…ルイ』