独眼狼ーワンアイウルフー
「おかえり、レクス」
基地に戻り倉庫に入ってケルベロスから降りると、レクスは少女に声をかけられた。
肩にかからない程度に切られた、少しくせのある黒髪。
つり気味な黒い瞳。
細身で、女の子にしては高めな身長。
長身なレクスとも頭一つ分しか変わらない。
「……コハク」
コハクと呼ばれた少女は、手に持っていたタオルをレクスに投げた。
「汗、拭きなよ。体冷やすよ」
「……あぁ」
レクスは受け取ったタオルでゴシゴシと顔を拭き、首にかける。
「…ありが「おー!!帰って来てたかぁレクス」
レクスの声を遮り、呑気で大きな声が倉庫内に響き渡る。
レクス達の元に、小柄な少年が駆け寄って来た。