独眼狼ーワンアイウルフー



『ケビィンさーん来んの遅ぇっすよ!!』


オペレーター室を後にしたケビィンが倉庫に入ると、ベアに乗り込んでいたタスクが口を開いた。

既に他のメンバーも自分の愛機に乗り込んでいる様である。


「悪い悪い!待たせたなー」


己の愛機アーマードベアの元に駆けつつ、ケビィンは軽く謝罪の言葉を口にした。

アーマードベアの側に着くと、ケビィンは慣れた手つきでコックピットを開け乗り込む。


『……みんな、行くぞ』


ケビィンが乗り込んだのを確認してから、レクスが呟いた。


『っしゃ!行くぜぇ!!』
『行くよ、グリフォン』
『行きますっ』
『気合い入れて行くぞっ!!』


各々で好きな様に返事をし、5体の機械獣が倉庫から駆け出して行った。






───────────


ラシェード平野へと向かうメンバーの殿(しんがり)を務めるタスクの脳裏に、ある機械獣の姿がよぎった。

2匹の黒蛇を操る黒い蛇亀の姿の機械獣。

ゲンブ…そして、その操縦士アルバート。


< 240 / 241 >

この作品をシェア

pagetop