独眼狼ーワンアイウルフー



レクス達が倉庫を出て行った後、ジアンスも倉庫を去っていった。

残ったのはタスクとケビィンの2人だけである。


「…相変わらずだなぁ」
「ジアンスのジジィか?あいつは死ぬまであーだろうよ」
「ジジィじゃなくてレクスだよ!!レ・ク・スッ!!あいつ全然感情とか表さねぇじゃん」


いっつも冷めた顔してっしよーとタスクがぼやく。


「……そうでもねぇと思うがな」


ケビィンはケルベロスを見上げ、いつになく真剣な声で呟いた。


「初めて会った時に比べれば、まだ感情表してると思うぞ」
「半年前だっけ?レクスがここに来たのって」
「……ここに来たのはな。でも俺とコハクはそれよりも前にあいつに1回会ってたんだよ」


その事を初めて聞いたタスクは目を丸くした。


「ケビィンさんとコハク、レクスに会ってたのか!!?」
「あぁ。……会ったって言うより、あれは―……」



倉庫内にケビィンの声だけが響く。

ケビィンは語りだした。
レクスと初めて会った、あの日の事を…………。


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