【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]
「逃げるな。先輩の噂知ってるだろ?」


「う・わ・さ?」


私は、知らない。


頭の中で?だらけ。


「えっ?知らないで告白してつきあってたの?」


「そう言われても....私、先輩の笑った顔を見て好きになったから。だから、その前までの先輩を知らない。」


臣は、なんともいえない複雑そうな顔をした。


「先輩さ。いつも、女を取っ替え引っ替えでさ。一週間ぐらいでいつも別れるんだってさ。だけどさ....」


「私と一ヶ月続いてるよ?」


つきあってるって言えない状態ではあるけど。


「やっぱ、本人に聞くのが一番だよ。あっ!ちょっと、トイレ行くわ。」


慌てたようにいなくなる臣。


どうしたんだろう?



そんな漏れそうなぐらい我慢してた?


んなわけないな。



私は、ちょっと笑っちゃった。
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