君は君のままでいて
しっかりと僕の身体を押さえ付けている緑風の腕からは、全く逃れることなんて出来なくて。


ぞわぞわとその1点から、広がる紛れもない快感に、跳ね上がってしまう腰の動きすら押さえることも出来ない僕はただ、緑風の下で大波に翻弄される木の葉のように揺れるだけしか出来なかった。


「やあぁっ!」


更に強く吸われて、どうしようもなく情けない声を上げてしまう。


「そこ………ばっか、ヤダ。」


息も絶え絶えになりながら訴える僕の目尻に、生理的に浮かんでしまっていた涙に気付いた緑風がペロリとそれを舐め取った。
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