君は君のままでいて
「あああっ!」


ザラリとしたそんな感覚にも、快楽に弱い僕の身体は反応してしまって情けない言葉がこぼれる。


「や………だ、ってぇ!」


かろうじて零れる拒否の言葉も、甘い刺激に耐えきれなくて語尾が喘ぎに紛れてしまう。


そんな風に、激しい刺激を受け続けてしまうのは、今日の僕にはとっても大問題なのに。


「ね、だ、ダメだって………ば、ぁあああっ!」


抵抗しようと考えたその瞬間、まるで見計らったように首元についている古傷の痕を強く吸われて、入れる筈だった力が僕の身体から抜けていく。
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