FAKE‐LAKE
普通……?
ニールは怪訝そうにアンジェを見た。アンジェはすっと目を逸らす。
伏し目がちな彼の表情からは何も読み取れない。何を考えているのか全く分からない。
「それにアンバーさんの方が年上でしょう?」
まあそうだ。納得するようにニールは頷いた。
「敬語だと特別扱いされてるみたいで嫌なんです」
変ですか、僕。
そう尋ねた時のアンジェの瞳がものすごく悲しそうで。
ニールは思わずアンジェの手を両手で握りしめていた。
「全ッ然変なんかじゃないです! いや、変じゃない!」
ニールの声が思わず声が大きくなり、アンジェは驚いて身を竦める。
「おれもアンジェさ……いやアンジェと友達になりたいってずっと思ってたんだ」
ニールの言葉と真剣さに、アンジェの瞳が少しだけ、ほんの少しだけ潤んだ。
「アンバーさんは、僕の初めての友達ですね」
あ、でも友達よりはお兄さんて感じかな、とアンジェは微笑んだ。
「ニール、でいいよ。お互い敬語抜きでいこう。そのほうが友達っぽい」
決まり、と明るく言うニールにアンジェはちょっと戸惑う。
「年上なのに」
「友情に年上も年下もないさ」
カッコつけて言うニールの口調に、屋根裏からコトリと音が聞こえた。アンジェは内心ヒヤリとする。
「嬉しいなぁ。おれ、近くに年上の人しかいなくてさ。同じくらいの歳の友達、おれも初めてだ」
興奮気味のニールに音が聞こえていないと知り、アンジェはほっとした。
「あ、それで地図の事なんですが」
「敬語」
速攻でニールに指摘される。
「地図、なんだけど」
言い直し、アンジェは照れたように笑った。
ニールは怪訝そうにアンジェを見た。アンジェはすっと目を逸らす。
伏し目がちな彼の表情からは何も読み取れない。何を考えているのか全く分からない。
「それにアンバーさんの方が年上でしょう?」
まあそうだ。納得するようにニールは頷いた。
「敬語だと特別扱いされてるみたいで嫌なんです」
変ですか、僕。
そう尋ねた時のアンジェの瞳がものすごく悲しそうで。
ニールは思わずアンジェの手を両手で握りしめていた。
「全ッ然変なんかじゃないです! いや、変じゃない!」
ニールの声が思わず声が大きくなり、アンジェは驚いて身を竦める。
「おれもアンジェさ……いやアンジェと友達になりたいってずっと思ってたんだ」
ニールの言葉と真剣さに、アンジェの瞳が少しだけ、ほんの少しだけ潤んだ。
「アンバーさんは、僕の初めての友達ですね」
あ、でも友達よりはお兄さんて感じかな、とアンジェは微笑んだ。
「ニール、でいいよ。お互い敬語抜きでいこう。そのほうが友達っぽい」
決まり、と明るく言うニールにアンジェはちょっと戸惑う。
「年上なのに」
「友情に年上も年下もないさ」
カッコつけて言うニールの口調に、屋根裏からコトリと音が聞こえた。アンジェは内心ヒヤリとする。
「嬉しいなぁ。おれ、近くに年上の人しかいなくてさ。同じくらいの歳の友達、おれも初めてだ」
興奮気味のニールに音が聞こえていないと知り、アンジェはほっとした。
「あ、それで地図の事なんですが」
「敬語」
速攻でニールに指摘される。
「地図、なんだけど」
言い直し、アンジェは照れたように笑った。