FAKE‐LAKE
「あの……捕まったレイは……どうなったんですか」

依頼人の表情が曇る。

「恐らく……かなり酷い目に遭っていると」

ニールは息を飲んだ。アンジェが言っていた事を思い出す。

『見つかったら酷い目に合わされるからここに隠れているんだ』

「彼らにとってレイは“道具”でしかないので……早く助けてやりたいのですが、下手に動くとレイとアンジェ二人とも殺されかねない」

依頼人はニールに目を向け、力強く約束した。

「レイは私が必ず助けだします。近いうちにアンジェも」

お願いしますとニールは彼に言い、祈るように心で呟いた。


アンジェ、レイ。どうか無事で――


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