FAKE‐LAKE
 家に帰り、ニールは顔を洗った。
『信じ続ける事』
 それは口で言う程楽な事じゃない。とても難しい事。傷つけばなおさら。
 自分にそれが出来るかわからないし、自信もない。
 でも、とニールは地球儀に目をやる。
「おれ、やっぱり信じたい」
 シアナが計算でおれに近づいたのだとしても、もう二度と会うことがないとしても。
 本当のシアナはあの、優しい笑顔の人なんだと、信じたい。
 いや、信じてやる。
 いいや、信じ続けてやる。
「覚悟しろよ、シアナ」
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