FAKE‐LAKE
「やる! そのバイト! やらせて下さいっ!」

是非是非、とニールはシアナの腕にがっちりしがみついた。

こら離れろと額を小突かれる。

「じゃ所長に話しとくよ。明日かあさってには仕事内容詳しく伝えるから」

「いやったー! シアナ兄様、最高! ありがとう!」

人の目を気にせずひゃっほーと叫んで、大喜びで駆けて行くニール。

その姿が二つ先の角を曲がった時、通りすがりの男がシアナに近づいた。

「どうだ」

「計算通りだ。水曜に決行と博士に伝えてくれ」

了解、と男は言い、何もなかったように二人はすれ違った。


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