FAKE‐LAKE
「あの、大丈夫ですか」
アンジェの心配そうな声で我に帰る。
「や、大丈夫です! 問題無いです!」
しばし呆けていた自分が恥ずかしくなり、ニールは無意味に大きな声で答えた。
急いで転がった林檎を拾おうとしたが、その反動でさらに二個袋から落とす。
「あわわすんません」
慌てるニールの頭上から。
くす。笑い声がした。
顔を上げると、アンジェが笑っている。
あの、アンジェが。
どんなに面白い話を振っても表情を変えなかったアンジェが。
笑っている!
ニールは驚きと同時に腹の底から嬉しい気持ちが込み上げてくるのを感じた。
アンジェの心配そうな声で我に帰る。
「や、大丈夫です! 問題無いです!」
しばし呆けていた自分が恥ずかしくなり、ニールは無意味に大きな声で答えた。
急いで転がった林檎を拾おうとしたが、その反動でさらに二個袋から落とす。
「あわわすんません」
慌てるニールの頭上から。
くす。笑い声がした。
顔を上げると、アンジェが笑っている。
あの、アンジェが。
どんなに面白い話を振っても表情を変えなかったアンジェが。
笑っている!
ニールは驚きと同時に腹の底から嬉しい気持ちが込み上げてくるのを感じた。