FAKE‐LAKE
「はよっす! お、画伯お早いですなぁ」

陽気な声が聞こえ、荷物を沢山抱えたニールが居間に上がってきた。

「おはようニール」

「おっ、それ、おれの朝ごはん?」

「そう。二度目のね」

荷物を下ろし、ニールは満面の笑みを浮かべてテーブルについた。

スープを飲んで満足そうな溜息をつく。

「アンジェってホント料理上手いよな。おれ、アンジェが女だったら真面目に嫁さんにしたいもん」

ニールのあまり有り難くない褒め言葉にアンジェは笑って言葉を返す。

「僕が女だったらニールのお嫁さんにはならない」

「なんでだよ!」

「だってニール面食いだから。すぐ他の綺麗な女の人にふらふらしそうだもん」

「っかー、よく言うよ」

んな綺麗な顔してるくせに、とニールは口を尖らせた。


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