あなたは執事

車の用意をしてくるように
エノクに促すと



「承知」



とだけ言って
私の元を離れた



今日は天気がいい
少し歩いてみるか・・・



この学校にはクラブと言うものがあって
スポーツや芸術に勤しんでいるらしい



そしてこの近くにも
部室と言う名の小さな小屋があった
少し覗いてみるか・・・




その小屋の中は
物、物、物で溢れていた



「まるで豚小屋だな」




と哀れな庶民を憂える






するとさっきまで一人だったはずなのに
後ろに人が居た
ざっと雰囲気で5，6人ということか・・・



「何が豚小屋だって？」




明らかに私に用があるようだ
暇だから遊んでやるか・・・



「馬鹿なモルモットが6匹・・・」



「何だと！？小娘！！」



私の挑発に見事乗ってくれたモルモットその１
こいつが主犯的な存在とみる
体はデカイが動きは遅そうだ



「さあ来なさいよ
モルモットちゃん・・・」




相手はもう噴火しそうだ
こいつらは素手で大丈夫