painful
perfume
あたしのこの目が、あなたを覚えている 

みつめあった二人に、嘘など微塵も無かった 

大切なことを忘れてた  
一番近くにいたのにね  
あたしの中に…居る   
あなた… 

あたしの部屋に香る、あなたの残り香に気付かされた 

誰よりも傍にいたね 

愛の thread 


しっかり結ばれていたね 

不安に押し潰されて…あなたを傷つけた 


信じることを 


放棄した 


一人になるのが怖くて  

決断を迫った 


それでも聞きたくて 


愛してるって声 


寂しがりやだから 


勝手に壊れてごめん 


本当は一つも 


恨んでなんかいないのよ 

いつか…を想像し 


それならばと 


大人ぶった 


あなただけが…弱いあたしを見つけてくれたのにね 


あたし 


どうかしてるのよ… 


呆れるくらい 


あなたを愛してるのに 


一人じゃ…立っていられないわ 









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