僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
そんなある日の、練習の帰り道、
徳幸は、この前から気になっていたことについて、神戸にたずねてみた。


「あのさ、なんで光一は、高校でも野球続けなかったんだ?」

「あれ、言ってなかったっけ?」

「多分。」

「肩、壊したんだよ。頑張りすぎ!波多野のためか、茜ちゃんのためか分からないけどさ!だから俺は、絶対どっちかが好きだと思ってたんだけどなぁ。」

「あー。そんなこと前に言ってたなぁ、おまえ。」

「でも今はりっちゃんだろ。」

「単に、違ったってことだろ。」

「トクに忠告しとくよ!」

「何?」

「茜ちゃんは、碧人と波多野をくっつけようとしてたから、光一が邪魔だった。で、光一を自分に向かせようとしたが相手にされず、腹いせか心配させようとか、タカと付き合いはじめた。さすがに責任を感じた光一は、なんとか引き離そうとはするが、ダメ〜!そこにトクの登場!光一は解放されましたとさ!俺の推測だけどね!」

「な、なんだよ…」

「オレら、すっげー仲良く見えんだろ?」

「ああ。」

「全然だぜ!隠し事ばっか!話すことはどーでもイイ話だけ!」

「ウソだぁ。」

「マジマジ!でもさ…言わなくても、分かるんだ。そこが他と違うトコ!」

「!」

「トクのことも、だんだん分かるようになってきたぜ!」

「え?」

「あの唄を選んだ意味。」

「はあ?」

「い〜から、い〜から!」
< 159 / 202 >

この作品をシェア

pagetop