ラブ@メール

┗選択



空っぽの、家。


お母さんとお姉ちゃんは、やっぱり今日も帰ってきていなかった。




「痛い!痛いよ、レン!」




痛みを訴え続ける私を気にも留めない様子のレン。


それどころか、私の手首を掴むレンの力は増す。


表情ひとつ変えず、レンは私の部屋の扉を開けた。




「きゃっ!」




ようやく手首が解放されたと思った途端、私はベッドの上に投げ出された。



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