ラブ@メール


大きな救急病院へ運ばれたハルは、救急処置室へ。


そして、私は処置室の前の長椅子に取り残された。



ハルの苦しんでいる顔が、頭から離れない。


今もこの部屋の中で、ハルは苦しんでいる。


それなのに、何も出来ない自分を本当に情けなく思う。



暗いロビー。


不気味なほどに響き渡る、自動販売機の音。



私は、ただハルを待った。



< 166 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop