ラブ@メール
┗ハルの想い
暗闇にぽつんと残された、私とハル。
夜の闇を満月がほんの少しだけ照らした。
しばらく続いた沈黙を破ったのは、ハルだった。
「今夜、俺ん家泊まっていけよ。もう終電ないだろ?俺も送っていける足ないし。」
すぐ近くだから、と言って彼は歩き出す。
ネオン街から漏れるわずかな光に、左腕をかざして時計を見ると、夜の12時を回っていた。
戸惑いながらも、私は大人しく彼についていくしかなかった。
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