星に願いを。
「俺、そんな余裕に見えてた?」
「へ?」
泰ちゃんは、ふてくされたような、拗ねたような顔で首に手を当てて視線を落とす。
「いや、だったらそれでいいんだけど。実際、余裕な顔でいようって思ってたし…」
「た、泰ちゃん?」
何だかいつもより早口で、何だかいつもと違う。
すると、急に何かを決心したような顔で、ジッと見られた。
「俺、余裕なんてないよ全然。これでも精一杯。
蜜葉の前では年上っぽくしてようと思ってたけど…。もういいや」
今の言葉が嘘じゃない事くらい、すぐわかる。
だって泰ちゃんの顔…
「…真っ赤」
「……」