【BL】愛のカタチ


ドアが開き、エレベーターに乗り込む。
勿論、操作は翔。

手元を見れば、カード。

「そのカードって…何?」

あぁ…と気付いたような顔で、

「理事長室のある階には、限られた人しか入れないんだ」

その証明がコレ。

と、差し出されたカード。
色はゴールドで、クレジットカードのように、翔の名前もある。
他にも…04010103の数字。

「この数字は?」

数字を指して、翔に聞く。

「俺らの管理番号みたいなもんだよ」

「へぇー…」

俺の感嘆と同時、エレベーターが行き先に付いたことを示し開く。

「で。今度は俺が聞く番。未来はなんで…ここに来たんだ?」
< 24 / 41 >

この作品をシェア

pagetop