【BL】愛のカタチ
ドアが開き、エレベーターに乗り込む。
勿論、操作は翔。
手元を見れば、カード。
「そのカードって…何?」
あぁ…と気付いたような顔で、
「理事長室のある階には、限られた人しか入れないんだ」
その証明がコレ。
と、差し出されたカード。
色はゴールドで、クレジットカードのように、翔の名前もある。
他にも…04010103の数字。
「この数字は?」
数字を指して、翔に聞く。
「俺らの管理番号みたいなもんだよ」
「へぇー…」
俺の感嘆と同時、エレベーターが行き先に付いたことを示し開く。
「で。今度は俺が聞く番。未来はなんで…ここに来たんだ?」