【BL】愛のカタチ
「了解!」
と、無駄に敬礼のポーズで翔と別れ、俺は理事長と理事長室へ。
内装にはとりあえず、感嘆や呆れの声を発して。
理事長には苦笑いされて。
「さぁ…どうぞ」
と、対面に設置されているソファーの片割れを勧められ、感触を確かめながら座る。
「ふっかふかぁ…」
と呟いて、あ…と口を手で塞ぐ。
「普通はその反応なんだろうけど…、ここにいる子達にはこれが普通になってしまってるからね」
慣れるしかないよ…と理事長はまたも苦笑。
「慣れたくはないんですけどね…」
俺も苦笑だ。
「とまぁ…雑談はこれぐらいにして…、本題に入ろうか…」