紫陽花
朝がきて、昼がきて、夜がきても


太陽が涙の理由を教えてくれることはなかった。


知りたい気持ちと
かすかな不安が


あたし達の距離を保っていてくれたのかもしれない。



だけど―…
やっぱり気になってしまった。



2日に一回...
もっと少ないかも知れないけど


太陽はあたしのとなりで泣いていた。



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