企画小説
「急いで目を覚ましなさい、まだ間に合うから」
「そんな無茶な……どうやればいいかすらわからないのに!」
「いちにのさん!で、起きなさい!いくわよ…」
「わわっ、ちょ、待って…」
『いち』
『にの…』
『さん!!』
皆がそう掛け声をした瞬間、私は現世で意識を取り戻しました。
「蓮!良かった!!」
「蓮、目覚めたか!」
「兄ちゃん迄いなくなるのかと思ったよ〜…」
「父さん、兄さん、将…」
目を覚まして1番に視界に入ったのは、皆の顔。
私は、その場で泣き出し、この時始めて自分の愚かさに気付きました。
(あぁ…なんて馬鹿なことをしていたのでしょう)
もう、二度と、見返すなんて馬鹿なことしない。
私はこの時思いました。
今日から、気持ちを新たに始めよう。
そう決めました。
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――――――――――…
「…病めるときも健やかなる時も、汝を愛しつづけることを誓いますか?」
「誓います」
あれから、幾年が流れお嬢様が着てからというもの新しい生活に全く慣れず、暫く悪戦苦闘しながら、この日を迎えました。
私は、また新しい気持ちで、今日から始めなければな…と考えていました。
しかし、あれから何の能力が目覚めたんだか、霊が見えるようになってしまったのも、生活に支障を与えていたのだと思います……
「淡岩!行くよ!!」
「はい、お嬢様」
END.