らぶりぃ。
生徒会室に戻るとソファーに腰掛けて、深いため息をついた。

「最悪だ…」

天井を見上げていると、優希が真っ青になって倒れ込んでいく映像が目の前に浮かんだ。俺はギュッと目を閉じた。

優希が倒れた時、一緒に小暮と渡瀬がいた。

点滴を打ちながら眠る優希の隣で、二人に小松からの手紙について話をした。

優希の意識が戻ったのは深夜だった。それでも俺たちは心配で誰も帰らず病院に残った。
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