群青の月 〜『Azurite』take00〜
空に晴れ
青空が
灰色の雲の隙間にちりばめられる
男二人、無言の車で暫く走り
新宿Jemu前のコンビニ前を通り、
バラ線で囲まれた
小さな砂利敷きの駐車場に
車を停めた
「 …ありがとう それじゃ 」と
灰谷は車を降りようとする
驚いて
「 この辺なのか? 」と聞くと
「 あっち 」と指さした
「 近所だったんだな 」
「 …青山さんはどこらへんなの 」
「 そこから入った雑居ビルの中の
屋上に、住んでるよ 」
「 …屋上 」
サイドブレーキを引き
エンジンをとめた