群青の月 〜『Azurite』take00〜
オレンジのランプ
ベットの上に、ベースを置いた
冷蔵庫から
烏龍茶のペットボトルを
ソファーに座った、灰谷の前に置く
「 …ビール無いの 痛て 」
「 どうみても未成年 」
笑いながら奴の頭を小突いて、
キッチンからグラスをとり
氷を入れる
俺はベットに腰を降ろし
「 炊飯器に米炊けてるから
好きに食っていいよ 」と声をかけ
ソフトケースを開いて、ベースを膝に置く
灰谷はソファーを立って
木箱を二つ並べて作ったラックを覗き
その上に並ぶ、CDの山に眼を移す
一枚
そこから抜き出すと
デッキの蓋を押し、ゆっくり開いた
暫くすると『Azurite』の一曲目
インストのみの
"ヘブンリー ブルー"が、流れ始める
「 ……アズのホントのベースは
青山さんなんでしょ 」
灰谷のその言葉に
指先が止まった