恋するOL!戦うOL!
つまんないの。

ひさびさの一也からのメールだったのに。

携帯をバックにしまって戻ろうとしたときだった。


「あっ!すみません。」

通路で人にぶつかった。

「いえ、僕の方がよそ見してたんで。」

そう言った相手を見た。


お店の中は薄明かりだけどその人が驚くほど美形なのが分かる。

すらっと背が高くって、広い肩幅に・・・とにかくカッコいい。

思わず見とれた。



「おい、遅かったな。」


そう言って、そこに現れたのは森さんだった。

「あっ、はい。すみません。残業で。」

森さんの知り合い?

そこに突っ立っていると、

「あれ?あかりちゃん帰ったんじゃなかったの?」

ひどすぎ・・・

「いえ、ちょっと。」

「ああ、トイレ。俺も。」

森さんはそのまま行ってしまい、

「席案内しますね。」

森さんを待ってるのも変なので席に戻ることにした。


後から来た彼は、お局様たちが手まねきするにも関わらず何故だか私の隣に座った。


名前は、

「高槻俊です。」

女性陣が興味津々。

そりゃ、これだけのイケメンなかなかいない。





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