恋するOL!戦うOL!
これじゃあ・・・また・・・



「いえ。別に。何のことでしょう?」

「薫子先ぱ~い!実は、ですねえ~。」

「やめ~い!」

「何?何?美咲ちゃん、教えてよ。」

「だから何でも無いんですってばー。」



これじゃあまた一也の耳に入っちゃう。


何とかしなくては・・・


と思っていたら



「もうすぐチャイム鳴るわよ。お茶当番は?」


ドアのところから顔を出したのは、真理子先輩だった。



「あ~私ですぅ。」


美咲が慌ててロッカーを閉め飛び出して行った。


「私も手伝ってきます。」


真理子先輩と薫子先輩を残しロッカールームを後にした。




やれやれ・・・


やっと逃げれた・・・



そう思ったのは、束の間だった。




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