恋するOL!戦うOL!
「一也、会社で・・せめて薫子先輩にだけでも付き合ってること言っちゃダメ?」


思い切って言ってみた。


一也は手を離し、

「ダメだ!」

「どうして?だって・・」

「何かあっても・・・どうすることもできない・・・
って言うか・・・
訳は、今は言えない。でも、信じてほしい。」



何をどう信じろと言うのだろう。

全てこれでわかったじゃない。



「こんなのおかしいよ!」



涙が込み上げてきた。

近くにいてもずっと遠かった。

一也のポケットの携帯を取り上げた。



「なに?」



「こんなのいらない!」




私は思いっきり遠くへ・・



海の中へ・・その携帯を投げ捨てていた。




いいよ・・・もう・・・



「帰る。」




唖然とする一也をよそに私は駆け出していた。
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