恋するOL!戦うOL!
そして翌日―――
また・・・事件は起きた。


「あれ?無い!」

昨日遅くまで残って仕上た会議の資料

どこにも無かった。

「うそ。ちゃんと探した?」

「はい。確かに昨日この引出しに入れて帰ったのに・・。」

「おかしいわね。」


薫子先輩が一緒に探してくれても見つからなかった。


「保存してあるわよね。もう一度コピーして。」

「はい。・・・」


・・・・・

なんとか会議の資料は間に合った。
後は会議のお茶の準備だ。


給湯室に行くとふとゴミ箱が目に入った。
フタが少し傾いてて・・・
覗き込んだ・・・



唖然とした。


何これ?


ひどい・・・ひどすぎる・・・


破られて捨てられた会議の資料と
折られたボールペン・・・

秘かに一也と色違いのボールペン・・・
いつも一也の机の引き出しに入ってたブルーのやつとお揃いのピンク・・・


春花さん・・・彼女の仕業だ。


一也と私のことを知ったから・・・


でも、もう別れたっていうのに・・・

いったい何のために?


涙が込み上げてきた。

でも、泣くまい。


こんなことじゃ・・・負けない。


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