恋するOL!戦うOL!
一也がパッと私を突き放し・・・

「人のせいにするよりもっと反省したほうがいいんじゃないの?
自分のミスでどれだけ周りが迷惑被ってるか分かる?」


冷たい口調・・・なぜ?急に?


「あらあらお取り込み中だった?」

春花さんだった。

春花さんはそのまま書棚にファイルを置くと出て行こうとした。



「別に。
悲劇のヒロイン気取ってこんなとこで泣いてるの見るとムカツクんですよね。
それよっか春花さんこないだのサンプル・・・。」


一也はもう私の方を見ようともせずに春花さんの後に付いて書庫を出て行ってしまった。




なに?あの変わり様は・・・。



それに・・・一也は何を言おうとしてたの?



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