Happy garden.【短編】
「そういう生活を恥じる必要はないやん。俺やったら、彼女がうまいご飯作ってくれたら嬉しいし、やっぱ嫁さんも下手よりうまい人がなってくれたらいいやろうなって思うで」
その言葉に救われたと感じた。
誠司さんの顔を見つめる。
こういう人のそばにいたい。
誠司さんがわたしを好きになってくれたら――
「さてと」
誠司さんの声で我に返って、あせった。
わたし、今、何を考えてたんだろう。
会ったばかりの人だっていうのに。
「腹減らへん? どっかに食べに行こか」
誠司さんはトレーナーを脱いで、よく鍛えられた肌を出した。
引き締まった体。
厚い胸板。
割れたお腹。
太い二の腕。
マッチョというよりはかカッコいいと思える筋肉がついてる。