制服姫
「…ちょっと。女同士で話すって言ったでしょ。」

「や、でもさ。こんな暗い中で女の子二人にしとくわけにはいかないから。
危ないだろ?」

普段と変わらない一言だが、なんだか特別な意味を持って聞こえるのはどうしてだろう。

咲希もそう感じたのか、今までの威勢はどこへやら、急に顔を赤くして俯いた。

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