闇を照らす光
制服を脱いで、お風呂に入る。
何百年も人の手が無かった屋敷なだけ、陽菜の体は埃を被っていた。
一人暮らしの部屋には、陽菜以外誰もいない。
陽菜は物心ついた時から、親がいなかったため 親の顔を知らない。
お風呂から上がると、体の水滴を綺麗にふき取った。
「思ったより、深いなぁ…」
陽菜は、自分の腕を見て呟いた。
そこには、手首から肘まで続く長い切り傷が合った。
とりあえず、傷跡がある部分に包帯を巻くと そのままベッドに潜った。
疲れていたからなのか
すぐに陽菜の意識は深い闇へと落ちていった。