闇を照らす光
リーン……チリーン
外は闇に包まれ、誰もが眠りについている夜更け。
どこからか鈴の音がした。
音が鳴ったと同時に、陽菜は体を起こした。
ベッドから起き上がると、寝間着を着たまま玄関へと向かった。
「(………誰かが、呼んでる…)」
そのまま玄関のドアを開けて、靴も履かず外に出た。
何かに誘われるように…
外は雷が鳴り響き、雨が激しく地面を打つ。
陽菜は何の迷いもなく、ふらふらと夜道を歩いて行った。
まるで何かに操られているかのように
その時の陽菜の目に光など無かった。