【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
重い足取りで生徒会室へと続く別館の長い廊下を歩く。

先週は美奈子先輩があたしを支えてくれたから何とか震えながらも歩く事が出来た。

でも、今日は一人で歩かなくちゃいけない。

受験生の美奈子先輩をこんなに振り回して、あたし何をしているんだろう。

何でもないように優しく微笑んで気遣ってくれる美奈子先輩には本当にいくら感謝しても足りないと思う。

これ以上心配をかけるわけにはいかない。

どんなに怖くても、震えても一人で生徒会室へ行かなくちゃいけない。

早く忘れたいのに、あれから半月以上経ってもこの場所はあたしの心を波立たせる。

言いようのない恐怖と不安が押し寄せてきて気持ちとは裏腹に身体はどんどん硬直して震え始めている。


「聖良。今から生徒会へ行くの?」



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