【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
本当はいつだって不安だった。
聖良は俺の事を本当に好きなんだろうか…と。


『聖良はお前に強引に彼女にされたんだろう?』


浦崎の言った事は俺がずっと胸に抱えていた不安そのものだった。


なあ、聖良。俺はおまえが何度も好きって言ってくれないと不安でしょうがないんだよ。
ヘタレだって笑ってくれてもいいよ。それでも俺にはおまえの言葉が必要なんだ。


俺がこんなにも不安に感じているなんて、聖良は微塵も思わないだろうな。


でも、俺だってそんなに強くないんだよ。本当は聖良をいつだって抱きしめていないと不安でしょうがないんだ。

いつか俺の腕の中からすり抜けていってしまいそうで…。

聖良が手の届かない遠くへ消えてしまいそうで…。


聖良、今日おまえがここにきたら今度こそ絶対に言うよ。



この間はゴメンって、それからお前の事が誰よりも好きだって。



もう、すれ違いは止めよう。



聖良…早く俺の元へ戻って来い。



俺はもうおまえのいない世界では生きていけないんだ。





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