【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
「さようなら…佐々木先輩。」
聖良がそう言って生徒会室を出て行くのを、俺は何も言えずに見つめているしかなかった。
言葉をかけることも追う事も出来ず、自分のした事を後悔するばかりだった。
瞳に涙を一杯に溜めて忘れると言った聖良。
こんなに好きなのに何故こんな事になったんだろう。
のろのろと重い体を引きずりカバンを取り上げ、生徒会室を出ると目の前に暁が立っていた。
「龍也。おまえ、何やってんだよ。聖良ちゃん泣いていたぞ。」
「おまえ、聖良に会ったのか?」
「ああ、さっきそこの角ですれ違った。なんだか様子がおかしかったから追いかけて声をかけたんだよ。そしたら…。」
暁の目つきが冷たく俺を射抜いた。
「聖良ちゃんの首筋にキスマークが付いていた。」
暁の目は俺を探るように見つめてくる。
「手首にもうっ血の後があった。あんなのさっきはなかったぞ。」
まるで俺の心を見透かすように冷たい声で問い詰める。
「聖良ちゃんは何も言わなかったけど…おまえだろう?自分が何をしたのかわかってんのかよ。今ショックを受けている彼女を泣かしてどうするんだよ。」
暁の言葉に返す言葉も無い。
自分が悪いのはわかっている。
だけど…暁の口から聖良の名前を聞きたくなかった。
背中を悪寒が走るような不快感が体を震わせる。
自分のものでは無いように、心も体も粉々に砕けていくような感覚が全身を蝕んでいく。
「おまえには関係ない。」
暁にだけは今は何も言われたくない。
聖良がそう言って生徒会室を出て行くのを、俺は何も言えずに見つめているしかなかった。
言葉をかけることも追う事も出来ず、自分のした事を後悔するばかりだった。
瞳に涙を一杯に溜めて忘れると言った聖良。
こんなに好きなのに何故こんな事になったんだろう。
のろのろと重い体を引きずりカバンを取り上げ、生徒会室を出ると目の前に暁が立っていた。
「龍也。おまえ、何やってんだよ。聖良ちゃん泣いていたぞ。」
「おまえ、聖良に会ったのか?」
「ああ、さっきそこの角ですれ違った。なんだか様子がおかしかったから追いかけて声をかけたんだよ。そしたら…。」
暁の目つきが冷たく俺を射抜いた。
「聖良ちゃんの首筋にキスマークが付いていた。」
暁の目は俺を探るように見つめてくる。
「手首にもうっ血の後があった。あんなのさっきはなかったぞ。」
まるで俺の心を見透かすように冷たい声で問い詰める。
「聖良ちゃんは何も言わなかったけど…おまえだろう?自分が何をしたのかわかってんのかよ。今ショックを受けている彼女を泣かしてどうするんだよ。」
暁の言葉に返す言葉も無い。
自分が悪いのはわかっている。
だけど…暁の口から聖良の名前を聞きたくなかった。
背中を悪寒が走るような不快感が体を震わせる。
自分のものでは無いように、心も体も粉々に砕けていくような感覚が全身を蝕んでいく。
「おまえには関係ない。」
暁にだけは今は何も言われたくない。