Replicant・Lover's-L No.6
あたしの身体をドアの方へと押しやり、色黒の男がさらにドアへと引き寄せる。

ここから付き落とす気っ!?

すごい速さで流れる風景が目の前に広がる。

「んーっ、んんんーっ!!」

身体を突っ張らせ、なんとか踏みとどまろうとするけれど、男達の力の方が断然強い。

ずるずるとドアへと引っ張られる。

後部座席の床に両膝をつき、

顔を上げると、

そこにレンとジンの乗ったバイクが現れた。

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