Replicant・Lover's-L No.6
後ろに乗っていたジンが車の戸口に手を伸ばしてつかまると、バイクのシートを蹴って車の中に飛び込んできた。

「んーっ!!」

痛ぁーいっ!!

ジンの足がおもいっきりあたしの肩口に当たり、奥まで突き飛ばされた。

幸い背中は、男がクッションになってそんなに痛くなかった。

レンの乗ったバイクがバランスを崩して後方へ流れていく。

< 245 / 277 >

この作品をシェア

pagetop