Replicant・Lover's-L No.6
「L-No.5か、あの型は少し厄介そうだ。それに、俺の再生中、リッカがレンを再生するだろうか?」

「そうですねぇ……」

ジンは右手でこめかみを押さえながらユイを見下ろし、ユイが曖昧に返事をする。

ユイとジンの脇をスタジオへと出演者や関係者、スタッフがぞくぞくと飲み込まれていく。

スタジオ内に、そろそろ入っておかなければならない時刻だった。


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